華林 第 5 号

(平成11年3月発行)

幸福の鐘、埼玉短期大学 !!

学校法人 佐藤栄学園
理事長 佐藤 栄太郎

 宇宙に存在する地球上の人類が宇宙に向かって科学文化をもとめながら、新しい21世紀に近づきつつある現在、本学、埼玉短期大学もその時の刻の中に少しずつではあるが新しい世界を創造しながら変化の姿を表わしています。昭和の時代から平成という新しい幕あけとなったその元年に開学した埼玉短期大学も今年度十周年を迎えるまでに成長しました。そのすべては本学で学び磨いた豊かな人間形成と確かな学術的知能形成を基礎として卒業生諸君が、たゆまざる努力を重ねて社会に光る存在として活躍されていることは、本学の社会的存在としての意義を益々高めつつあるものと力強くたのもしく感じて居ります。さて、これまでの人類の歴史を省みるに、いつの時代でも世の注視を集め偉大なる事を成し、期待され求められるのは君達、若者のエネルギーです。グローバル、パートナーシップが叫ばれている現在、国際社会人として、また日本人としてのアイデンティティーをもって、これからの21世紀国際社会を見据えた姿勢をもって、今まで学んだ事を生かし活躍されることを諸君に期待するものであります。校歌の一節に、「未来にむかい心を開き、世界へと結ぶ理解、ロマン(感動)・チャレンジ(挑戦)・クリエイト(創造)、人は宝と今自己を悟り、すべての人の幸せ願う、幸福の鐘が鳴る埼玉短期大学。」とある様に、皆さんがそれぞれ自己の能力から創造の世界を発展させることを願い、筆を擱きます。

笑顔を身につけよう

埼玉短期大学
学長 佐藤 照子

 陽光まばゆいこの季節に校友会は今年も多数の新入会員をお迎えいたしました。

 埼玉短期大学もおかげさまで、去年十周年記念式典を挙行することができました。大変うれしいことです。

 卒業された皆様は日々激しい変化の社会状況の中で、自分を失わずに日々を笑顔でお過ごしの事と存じます。

 明るい人生を切り開くには、何よりも人から好かれる人になることが大切です。人と物はこれを愛し大切にする人の所に集まってきます。人が喜ぶことをすることのできる人は魅力のある人といわれます。世の人々のために汗を流し、知恵をしぼっていくことは大変すがすがしいものです。

 ピンチに際して、いち早く反省する人は明るさをとりもどす知識をもっている人で前向きに生きていけます。たった一度の人生ですので、生かされていることに感謝して感動をするように笑顔で日々を過ごすことをモットーとして、お互いにガンバッテいきましょう。

 いつでも笑顔を忘れなければピンチはチャンスに必ずかえられます。笑顔で受けとめてじっと待つ、そのことの大切さがしみじみわかる昨今です。